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コーキングの劣化について
2023年04月29日(土)
那須塩原市の屋根塗装・外壁塗装はプロタイムズ那須塩原店へ!
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
栃木県那須塩原市の塗装会社 プロタイムズ那須塩原店
株式会社とちのき塗装テックの田子です。
本日は、「コーキング」についてお話させていただきます。
コーキングとは
コーキングはシーリングとも呼ばれていて、ALCボードやサイディングの目地、窓などのサッシ廻りにすき間を埋めるために使用されています。
コーキングが正常な状態は、ゴムのように弾力性・伸縮性もあります。コーキングは、すき間からの水の侵入を防ぐだけでなく、熱などによる建材の伸縮・膨張や地震の振動を吸収して、建材の割れを防ぐ役割を果たします。
では、このような役割を果たすコーキングが劣化するとどのような症状がでるのか・コーキングの劣化が進行するとどんな恐れがあるのかなどについてご説明していきます。
コーキングの劣化症状
コーキングは年数が経つと劣化し、約5~10年経過して劣化症状がみられるコーキングはメンテナンスを検討することをお勧めします。
コーキングの劣化によって発生する症状をご紹介しますので、建ててからコーキングのメンテナンスをしていない方は、以下の劣化症状が出ていないか確認してみてください。
コーキングが目地から剥がれている
コーキングと外壁材の間にすき間ができている状態です。
施工からあまり年数が経っていないのにも関わらず、目地からコーキングが剥がれてしまった場合は、コーキングを充填する前に塗布する接着剤(プライマー)を塗り忘れるなどといった施工不良の可能性が高いです。
施工から約10年ほど経過しているコーキングの場合は、経年劣化によってすき間が生じたと考えられます。
コーキングのひび割れ
コーキングの中心に細かいひびが入っています。
経年劣化によってみられる症状であるため、このような劣化が見られた場合は、そのコーキングが寿命であるということが分かります。
また、地震や強風などによって、建物やその一部に大きなゆがみが生じた場合に、コーキングが耐え切れずにひびが入った可能性もあります。
コーキングの真ん中に亀裂が入っている
コーキングに生じたひび割れが進行してしまうと、真ん中に大きな亀裂が入り、コーキングが断ち切れてしまう場合もあります。
コーキングに以上のような劣化がみられた場合は、コーキングの正常時にある防水性が失われている可能性が高いです。
また、コーキングのひび割れや、外壁材とのすき間から水が侵入して更なる劣化につながる可能性もあるため、コーキングのメンテナンスを検討していただくことをお勧めします。
コーキングが劣化する要因
コーキングが劣化する要因はいくつか考えられます。
紫外線による影響
紫外線はコーキングの劣化に大きく影響します。紫外線によって、コーキングに含まれる材料が変質してしまうため、ひび割れなどの劣化症状が生じます。
外壁材の変形が繰り返し生じる
目地(外壁材と外壁材の間)のすき間に埋められているコーキングは、外壁材の変形(膨張・伸縮)に合わせて伸縮します。
このような伸縮が繰り返し行われると、コーキングに含まれる添加剤というものが徐々に表面に流れてしまいます。添加剤が少なくなってしまうと、コーキングの柔軟性も失われていき、ひび割れなどの劣化につながってしまいます。
施工不良
コーキングのメンテナンスをしてから、あまり年数が経っていないときに劣化が見られた場合は、施工時にミスがあった可能性もあります。
建材や上から塗装した塗料の相性が良くないコーキング材を使用してしまうと、コーキングの耐用年数よりも早く劣化症状が生じる場合もあります。
また、コーキングの厚みが足りていなかったり、コーキングを充填する前の接着剤(プライマー)を塗り忘れていたりといった施工中のミスによって、コーキングの断裂やはがれが生じる恐れもあります。
コーキングの補修方法
コーキングの補修方法には、主に「増し打ち」と「打ち替え」があります。
増し打ち
増し打ちは、古いコーキングの上から新しいコーキング材を充填する方法です。
養生
外壁部分にコーキング材が付かないように、マスキングテープで養生します。
プライマー塗布
コーキングを充填する前に、接着剤の役割をもつプライマーを塗布します。
コーキング充填
コーキングを充填します。
コーキングを均して完了
コーキングを充填した後に、ヘラで押さえて均一にしたら完了です。
打ち替え
打ち替えは、古いコーキングを除去してからコーキングを充填する方法です。
コーキングの除去
劣化した、既存のコーキングを撤去していきます。
プライマー塗布
プライマーを塗布します。
コーキング充填
コーキングを充填します。
ヘラ押え
ヘラで押さえて、コーキングを均します。
コーキング充填完了
最後に養生用のテープをはがして完了です。
まとめ
コーキングは年数が経つにつれて劣化していきます。
コーキングが劣化すると、防水性が失われ、ひび割れや断裂等の劣化症状もあらわれるため、定期的にメンテナンスしていただくことをお勧めします。
ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 営業アシスタント
田子綾乃
保有資格:外装劣化診断士、カラーコーディネータースタンダード
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