屋根塗装・外壁塗装工事は安い工事とは言えないため、少しでもお得に塗装できないかと考える方は多いのではないでしょうか。
以前お問合せいただいた内容のなかで、「屋根塗装や外壁塗装で火災保険を活用することはできないの？」というご相談を受けたこともあります。
そこで本日は、火災保険について那須塩原市の塗装屋がお話させていただきます。

屋根塗装・外壁塗装で火災保険は活用できる？

屋根塗装・外壁塗装を目的として火災保険を活用することは難しいでしょう。

しかし、屋根や外壁が自然災害によって被害を受けた場合は火災保険を利用できる場合もあります。

自然災害による屋根や外壁の損害が生じた際は、屋根や外壁の劣化等に詳しい専門の業者に相談し、契約している保険会社にも連絡して火災保険が対象となるか確認してみましょう。

火災保険の対象となる自然災害

風災

竜巻や台風などの強風によって起きた被害を風災といいます。基本的には、最大瞬間風速20ｍ/秒以上の強風が風災の定義であり、雪災や雹災も含まれることも多いです。

対象となる可能性が高い例

以下のような損害が起き、損害額が２０万円以上の場合は保証の対象となる可能性が高いです。

• 竜巻で飛んできた物が外壁に衝突し、穴が開いた
• 台風による突風や強風で外壁材や屋根材が破損した
• 雹（ひょう）が当たって屋根材が破損した
• 大雪の影響で屋根材が破損した

対象外の事例

• 損害額が２０万円以下の損害
• 経年劣化による外壁や屋根の色褪せ
• 最大瞬間風速20ｍ/秒以下の風によって起きた被害

火災保険が適用されやすい症状

• スレート　：　ずれ・割れ・浮き・剥がれ・破損
• 瓦屋根　　：　ずれ・割れ・破損
• 金属屋根　：　割れ・浮き・剥がれ・破損
• 棟板金　　：　浮き・破損
• 漆喰　　　：　剥がれ・破損

経年劣化など、風災以外が原因である症状は火災保険が適用されませんのでご注意ください。

火災保険を活用した事例

弊社でも火災保険を活用して施工させていただいた事例がございます。

「屋根材が割れているので補修したい」というご相談をいただいて現場調査をしてみると、屋根の全体的にひび割れがみられ、割れた瓦が滑落している箇所もありました。

↑現場調査時の屋根の状態

↑滑落した屋根材

ノンアスベストのスレート瓦という、非常に脆い屋根材であったため、一部を補修しても他の箇所が割れて滑落する可能性がありました。そのため、一部の補修ではなく屋根カバーをご提案しました。

瓦が強風によって滑落したための補修工事ということで、屋根カバー工事が保険適応となりました。

詳しい施工内容はコチラ↓

那須塩原市｜屋根カバー工事｜M様邸 | プロタイムズ那須塩原店 (protimes-nasushiobara.com)

以上のように瓦が滑落した場合だけでなく、棟板金が強風で飛ばされた箇所の補修にも火災保険が適用された事例もございます。

診断は無料でさせて頂きますので、「自宅の屋根も火災保険に適用されるか状態をみてもらいたい！」という場合はお気軽にお問い合わせください。

※加入している保険会社や保険内容、損害の内容によって適用されない場合もありますので、ご注意ください。

火災保険の利用方法

ご自宅の損傷個所などの状態を確認して損害保険会社に連絡、鑑定人の調査によって保険が適用できると判断されると、火災保険を活用することができます。

屋根などが損傷している場合は、ご自分で状態を確認することは難しいため、専門の業者にチェックしていただくことをお勧めします。

また、損害保険会社に提出する書類も必要となりますので、損傷個所の報告書などを、調査を依頼した業者に作成を協力していただいても良いでしょう。

火災保険を悪用する業者に注意！

火災保険が適用される金額にするためといって、必要な工事を追加して高額な費用を請求するといった、火災保険を悪用する悪徳業者もいます。

施工業者を選ぶ際は、そういった業者もいるということを頭に入れて慎重に検討することが必要です。

まとめ

火災保険は、火災で被害を受けたときだけでなく自然災害による損害も適用される場合もあります。

ご自分が加入している火災保険の内容をご確認し、理解していただくことが大切です。

被害が発生した際は、損害の状態を確認してもらうために、外壁や屋根を診断してくれる専門業者に相談してみましょう。自然災害による損害の場合は、原因が自然災害であるということが分かる情報を集めておくことが必要です。

「これは火災保険に適用される？」など気になる点がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

メール・LINEからのお問い合わせもお待ちしております！